落合博満元監督が登場!
中日ドラゴンズが8連勝から8連敗。そのときに落合博満元監督は何を語ったのか?
2019年7月28日サンデードラゴンズより。
-143試合中92試合消化(放送時点)
今年のセ・リーグを見てるとどこでも連勝連敗してるわけだから。
連勝のないチームが下にいるわけでしょ。
このまま(混セが)順調にいくかという保証はどこにもないですよ。
-クローザーが重要
誰がいい悪いということではなくて、当初どういう予定でチームを作ってきたかだよな。ある意味。
点数取られながらも鈴木は14個というセーブをしてきて、ひっくり返されたというのはあるにしても、『彼に何を期待しているの?』と。外から見れば。
彼が持ってる今の力以上のものを期待し過ぎているというのが現状なんでしょう。恐らく。
だって、点数取られるの分かり切ってることを、なんで取られたら文句言うのかな。
それを外して外国人2人、1人(マルティネス)は、キューバの代表で7月の半ば過ぎに帰るのは最初から分かっているんだから、それをシーズン入る前にちゃんと手を打ってきたかどうか。
そこまで掘り下げなきゃいけないんだけども、ゲームが始まるとその時間はないだろうと。
いいじゃん鈴木で。他に誰がするの?いる?
-当時、クローザーの岩瀬投手をどんな気持ちで送り出していたのか
何点取られてもいいから、1点だけリードして帰って来いと。
それでいいんじゃない。
なんでドキドキするの。これが最後の砦だもん。これが崩れたらアウトですよ。
そこまでの信頼をしてるから、『行ってこい。何点取られてもいいよ』と。
全部勝とうと思ってないって。
-柳投手について
プロの水に慣れてきたんじゃないかな。
大学の時もそうだったんだけど、年々力をつけてきてた。
1年目から活躍という期待を背負ったんだろうけども、やっぱりある程度時間をかけてやらなければいけないということなんでしょう。
-中日の浮上のカギは
中日の浮上のカギは小笠原ですよ。
潜在能力はあると思う。小笠原がちゃんと一軍で、手術後の経過が良くて投げられるようになるかならないか、ということなんだろうと思います。
絶対数が足らないんだから。
この何年間の野球界で苦労してきたことは、この先彼にとっての財産になるんだろうと思うし。
強いてあげれば小笠原待ちじゃないかな。
-固定されつつある打順について
定着しないでしょ。あの組み方見れば。
調子が良い悪いってのもあるだろうしね。
あとは世の中の反応でしょ。
わけの分からない、「5点差あったら走っちゃいけない、送りバントしちゃいけない、セーフティーしちゃいけない」誰が決めたの?そんなこと。
簡単にひっくり返されるんじゃない?8回9回で。
-6月16日マリーンズ戦のラジオ解説時のコメント(この日は7-2から9回裏にサヨナラ負けを喫する)
相手をいかにして早く諦めさせるか。そのためにここであと1点ほしい。
そうやって点数を積み上げていかなきゃいけない。
周りは勝手にセーフティーリードと言いますが、そんなもの今の野球にありませんよ。
どこも経験してるんだよ。でも手を打たないでしょ。それが分からない。何にビクついているのか。
勝たなきゃいけないという大前提があって、「石橋は叩いて渡れ」という日本古来の格言があって、みんなそれを放棄しているだから、
負ける試合が出てきても何らおかしくない。
-根尾選手について
まだ1年目だよ?んなもん打てるわけねーよ、あのバッティングで。
ちょこっと見たけど。
この子は打てないと思った。現状では。
ただ1つ言えるのは、「教えてくれる人のことを真に受けない」ということ。
守備は教わっていい。バッティングだけは真に受けないことがいい。
自分に何が合っているかというのは人によって違う。
潰れていった選手を何人も見てきてるから。
大抵が、自分のいいところを失くして潰れていってる。
教える人はそんなこと考えてないから。
(自分のスタイルを)自分で見つければいいじゃない。
-根尾を指導するのは荒木コーチ
荒木が出来ても根尾に出来るとは限らないし。
まぁあとは本人がどこまで耐えられるか。
どういう気持ちを持ってやっているか分からないし、黙ってノック打っとけばいいじゃない。参ったと言うまで。
それを彼らは実践したわけだから。
その一線を越えて、最終的には頭の中真っ白でボールを追いかけて。
それを経験してるんだから、ある程度、どういう状態で練習してるかは分かるんじゃないの。
ただ、自分が上手くなりたいと思ってやってる分には希望があるんじゃない。
-ドラゴンズに巻き返しのチャンスはあるのか
あると思いますよ。やりようによっては。
相変わらず面白い。
今のメンバーで、落合さんが指揮をしていたらどうなったのだろう。