昔ほどオゾン層という言葉を聞かなくなった気がします。
その理由は?
社説
脱炭素社会の実現へ問題を先送りするな
2019年5月5日の日経新聞朝刊より。
電力を中心とするエネルギー利用の仕組みをつくりかえ、「脱炭素社会」を目指すということが記事の内容です。
太陽光や風力などの再生エネルギーや原発についても言及しています。
ところで最近オゾン層という言葉、あまり見なくないですか?
もう20年ぐらい前、私が小学生のときの話ですが、温暖化やオゾン層について授業でディベートをしました。
このままだとオゾン層が破壊されて有害な紫外線が人体を傷付けるとか、温暖化が進んで人が住めなくなるとか、そういうことを色々調べて発表なんかをしました。
いまでも温暖化は重要トピックスだと思いますが、オゾン層という言葉はあまり見ない。
日経電子版のワード検索で「オゾン層」と調べたところ、今日時点(2019年5月5日)でたったの4記事、2018年の1年間でも4記事しかありませんでした。
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少し脱線。20年ぐらい前は環境に悪いからエアコンは使うなと言われていました。
設定温度は27度とか言われたのもそれぐらいの時期なんじゃないかな。
でも、いまってエアコンをつけることを推奨してますよね。
梅雨明けぐらいから、熱中症の注意報・警報も出て、積極的にエアコンを使いなさいと。
では環境問題はどうなのか?オゾン層について、世界気象機関と国連環境計画の発表では、2060年代には1980年の水準まで回復するという予測を報告しています。
良かった笑!
各国のフロン規制の成果が出てたんですね~。
しかし、オゾンホールの拡大は止まっても、温暖化は止まっていません。
先ほどの日経電子で「温暖化ガス」や「再生エネルギー」と検索すると、毎日のように記事が載っています。
特に来年2020年から「パリ協定」が適用されます。
これは地球温暖化防止の国際的な取り組みで、CO2排出を減らして世界の平均気温の上昇を抑えようという内容です。
ちなみにトランプ政権はパリ協定から離脱しています。
めちゃくちゃ甘い考えですが、オゾン層の破壊を食い止めたように温暖化も解決すればいいなと。
そう願っています。