広場恐怖は人に相談しづらい

狭い場所が苦手だから閉所恐怖症かなと思っていましたが違いました。

空間の広さに関係なく身動きが取れない状況になると体調が悪くなります。

これは広場恐怖という不安障害です。

私は軽度なので普通に外出できますが、それでも日常生活で困ることが多々あります。

(困る場面については別記事で書いていますので、そちらをご覧いただければと思います。)

・閉所恐怖症ではなかった。それは広場恐怖症。

・美容院

・ライブやコンサート

・ラーメン屋


今日言いたいことは「人に理解されないことがツラい」です。

私がこの症状を自覚したのは大人になってからで、広場恐怖という言葉を知ったのは30歳ぐらいだったと思います。

それまでは、「人が多いところが苦手」「閉所恐怖症かな?」ぐらいの認識でした。

でも「なんか違うな」という思いがあって、例えば人が多くても密集していなければ平気だし、狭いサウナなのに大丈夫など、

人混みや閉所恐怖症が苦手だけでは説明がつかないことがありました。

 

このとき"身動きができない"状況が苦手と自覚します。

その症状をネットで調べてやっと答えを見つけました。


広場恐怖(アゴラフォビア)

 

パニック障害
・不安障害
精神障害

ググるとこんな言葉とセットで出てきます。

専門的なことは分かりませんが、とりあえずメンタル的な障害のようです。

文字だけを見ると広い場所が苦手という意味かな?

と思いますがそうではなくて、身動きが取れない・逃げれない状況に恐怖を感じる症状です。

 

と、ここまで説明しましたがこれを身近な人に説明するのが面倒です。

面倒というより、「私はパニック障害を持っています」とはなかなか言いだしにくい。

 

最近ではパニック障害を公表する有名人もいるため症状名は認知されていますが、具体的な症状はあまり把握されていないようです。

少なくとも私の周りにちゃんと分かっている人は少数でした。

特に、職場の人に説明するのは気が引けます。

 

職場での発症例
・せまい会議室で長時間のミーティング
・個室で上司と会食
・全社員が集まる会合
・上司が運転する自家用車での移動

 

こういうときは大体、気分が悪くなります。

でも、それを説明するのが難しい。

乗り物であれば「乗り物酔い」で説明がつきますが、会議室で気分が悪くなるというのは普通の人からしたら理解不能です。

なので私は周りの人から「しょっちゅう体調が悪くなるやつ」と認識されています。

 

それでも「パニック障害です」とは言いたくない。

そして、できれば心療内科も行きたくない。

投薬したくないのと、通院歴を残したくないという理由です。

まだ症状が軽度だからこんなことが言えるのかもしれませんが。

 

ですが、最近、信頼できる上司と同僚に話しました。

全部は伝わっていないかもしれませんが、とりあえずそういう不安障害があることは分かってもらえました。

すると、かなり心が楽になりました。

「自分1人で解決しよう」「誰にも迷惑をかけたくない」そう思えば思うほど、不安は増していきます。1人で抱え込まないこと。

話してもいいかなと思える人には伝えてみると、案外いい結果が得られるかもしれません。