文章を書くときに意識すること【村上春樹さんに学ぶ】

村上春樹さんのエッセイ『村上ラヂオ3』に文章を書く上で意識すべきことが書いてありました。

ブログを書く上で参考にしたいなと思ったので引用します。

村上ラヂオ3: サラダ好きのライオン (新潮文庫)

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文章を書く時には、できるだけ読者に対して親切になろうと、ない知恵をしぼり、力を尽くしています。エッセイであれ小説であれ、文章にとって親切心はすごく大事な要素だ。
少しでも相手が読みやすく、そして理解しやすい文章を書くこと。
でも、実際にやってみるとわかるけど、これは簡単なことじゃないです。
わかりやすい文章を書くには、まず自分の考えをクリアに整頓し、それに合った適切な言葉を選ばなくてはならない。
時間もかかるし、手間もかかる。いくぶんの才能も必要だ。適当なところで「もういいや」と投げ出したくなることもある。
(引用:村上ラヂオ3 愛は消えても  発行:株式会社新潮社)

 

 

超一流の小説家にも関わらず、「分かる人だけ分かればいい」という傲慢さがないです。

 

これは文章に限らず全てのことに言えることかもしれません。

会話、料理をふるまう、何かを教える、デートなど。

伝える側のエゴにならないように、相手に配慮する。

当たり前のことのようで、ついつい忘れてしまいがちです。

 

「こんなにいいブログ書けた!」と思っても読者がついてこなければ意味がありません。

「理解できないやつが悪い」と言いたくなりますが、それだと売れてないミュージシャンみたいですね。

自己満足だけをして相手を置いていくような作品には、人はついてこない。