広場恐怖症のプロ野球選手

千葉ロッテの永野将司投手は広場恐怖症を公表しています。

2019年11月19日に契約更改があり、50万円増で更改したとのニュースがありました。

 

症状・恐怖を感じる場面

<永野投手の症状・行動>
・仙台遠征では埼玉の自宅から4時間かけて車で移動
・宮崎でのフェニックスリーグも車で移動
・新幹線は「こだま」なら乗車可能
・空路での移動は厳しい

症状の軽いぼくが言うのはためらいますが、共感できます。

乗り物は特に恐怖を感じやすいです。

 

ぼくの場合は下記のような状況が苦手です。

・各駅停車より快速が怖い
京浜東北線より上野東京ラインが怖い
埼京線より湘南新宿ラインが怖い
・飛行機は通路側か離席しやすい席がいい

 

特に都内の電車ってよく止まるんですよね。

事故ではなく、信号待ちなどで停車することがあり、

停車時間が数十秒しかないとしても、止まった瞬間に恐怖がきます。

口が乾く。動悸がする。脂汗が出る。吐き気がする。

 

広場恐怖症を伝える

広場恐怖症を人に説明するのってすごく大変です。

話をしても「乗り物に弱いんだね」ぐらいで流されます。

あまり親しくない人に病気のことはあまり言いたくないですし、

でも乗り物にならないといけない場面がある。辛い。

世間に広場恐怖症が認知されれば、

職場や学校の上司や先生に理解されずに苦しんでいる人の助けになります。

 

精神的に弱いという誤解

「新幹線に乗れないなんて甘えだ」と考える人がいるかもしれません。

特に団体行動が求められる場合、一人だけ移動手段を変えたいと言ったときに、

「わがままだ」と思われるかもしれません。

でも、プロ野球選手になるぐらい肉体的にも精神的にも鍛えた人ですら、

発症するということが今回分かりました。

同じ症状を持つ人、自分を責める必要はありません!

心が弱いとか甘えとかそんなんが理由ではないってことです。

変な言い方ですが、堂々と病気になったと思えばいい。

しっかり向き合って治していけばいいと思います。

 

まとめ

野投手のことは全く知りませんでしたが、ものすごく勇気づけられました。

そしてロッテは理解のある球団ですね。

野投手も「球団に評価していただいた。恩返しがしたい」と話していました。

最速154キロの左腕なんてめちゃくちゃ貴重です。

大活躍を期待しています!