心なんて一生不安さ

syrup16gというバンドの「生活」という曲。

その歌詞が印象的で事あるごとに脳内再生をしている。

 

心なんて一生不安さ

 

すごい歌詞だな。

確かに心なんて一生不安。

別の言い方をするなら悩みが全くない日なんて来ないってことだ。

私自身を振り返ってみると。

・大学生時代
恋人がいないことに悩んでいた。
陽キャの同級生と比べて自分は地味だなーと悩んでいた。

・社会人1年目
上司が怖くて悩んでいた。
取引先が厳しくて悩んでいた。

・社会人2~3年目
一生この生活が続くかと思うと暗い気持ちになった。
色々と失ったものが多くて辛かった。

・社会人4~8年目
生きてる意味が分からなくて悩んでいた。
転職して年収が下がって辛かった。
体のコンプレックスが気になっていた。
将来が見えなさ過ぎて不安だった。

 

ズラーっと過去の悩みを挙げたが現在は克服している。

職場の人間関係も良好、体のコンプレックスも克服したし、何となく将来が見通せるようになってきたし、お金にも困っていない。

じゃあ今不安がないかというとそうでもない。

何かを克服してもまた新しい課題は発生するわけで。

結局心が休まる時期なんてないんだよ。

何かしら取り組むべき課題というのはあるし、完全に不安がなくなることなんてないんだな。

これってマズローの欲求」だ。

ピラミッドの最下段に生理的欲求があり最上段に自己実現の欲求があるやつ。

食べ物や寝る場所という不安が解消されたら今度は社会に認められたいという欲求が出てくる。

〇〇したいという欲求があるということは、○○が出来なかったらどうしようという不安も伴う。今は○○ではないという不安もあるだろう。

だから不安は一生ついてまわる。

もちろん人によって不安の感じ方に差はあるだろうけどね。

 

「心なんて一生不安さ」

この言葉を受け入れたら何となく気が楽になる。

不安であることを認めると不安が減るなんて矛盾してるみたいだけど、不安=悪だという認識から解放される。

不安でいいんだよ。

人はそこまで完璧になれませんて。

もし自分が完璧な人間なら今頃ここにいないよ。

不安を抱えながら生きていくことは悪いことではない。

自己実現に近づいているんだ。