中日ドラゴンズ 2022シーズンを振り返る

2022年の中日ドラゴンズは最下位。
個人的な感想をダラダラ書きますね。

監督の影響力はどの程度あるのか

結果は最下位。
「昨年より順位下がっとるやんけ!」と批難するのは愚かだと思う。
相手がいることだから、順位だけで「昨年より悪い」とは言えない。当たり前だ。

実際、首脳陣の影響力はどの程度あるのだろうか。
・首脳陣が変われば勝てるようになる?
・采配は勝敗にどの程度直結する?
・監督の役割はモチベーター?それともテクニカルな助言をする?
・練習メニューも監督によって差がある?
・ベンチの雰囲気に影響する?

「優秀な選手が揃っていれば誰が監督をやっても勝てる」という考え方がある。
何が正解かは分からないが、中日ファンの記憶に強烈に残っているのが落合氏の「現有戦力10%底上げ優勝」だ。
この成功例は「監督次第でチームは劇的に変わる」という錯覚を起こさせる。
今でも落合氏待望論が出るのは「今年のメンバーでも落合氏なら優勝、少なくともAクラスには入った」と考える人が多いからだ。
「いやいや、当時とは状況が違う。アライバや福留など優秀な選手がいたから底上げで優勝できた」という意見もある。
何が正解か分からんね。

打てない

結局、今年も打撃の弱さを解消されなかった。
シーズン後の立浪監督の「ここまで打てないとは」という言葉にすべてが集約されていると思う。
解説者として見てるときは「この選手はここを直せば打てる」と思っていただろう。
監督自身も熱心に打撃指導をし(一部ネット民からは叩かれていたが)、あの手この手を使ったが結局ダメだった。
特に京田や高橋周平が3割近く打てば勝負になるという期待はあったと思う。
が、2人とも散々な成績だった。

でもこれは監督のせいか?結局選手次第だと俺は思う。
監督やコーチの指導には限界がある。
福留が佐々木コーチと出会って開花した例もあるが、ヤクルト村上のように宮本氏のアドバイスを聞かなかったという例もある。
選手とコーチは人間同士だから、言ってしまえば相性だ。
もっと言うと、相性のいい選手とコーチが出会うのはだ。
京田も高橋周平も別のコーチと出会っていたら、違った選手になっていたかもしれない。

ある意味ペナント前の予想通り

開幕前、中日を上位予想する評論家が多かった。
理由は投手力がいい。立浪監督になり選手の士気が上がる」と。
投手力は評論家の予想通り、十分な働きをした。
先発は規定投球回が3人、さらに宏斗と松葉が安定していた。
中継ぎはジャリエルがタイトル獲得、清水もいい感じ。
抑えのライデルもタイトル獲得。
文句のつけようがない。
課題の打撃は立浪監督になっても変わらなかった。

立浪監督はガチ

本気で勝ちたいというのが伝わってきた。
正直、昨年の与田監督は「球団から負けろと命令されてるのでは?」と勘繰りたくなるぐらい不可解なことが多かったが、今年は選手起用や采配に特に不信感はない。
根尾の投手登録は賛否両論あったけど、岡林や鵜飼の台頭を考えるとアリな判断だと思う。

また、昨日戦力外通告選手が発表されたが、真っ当な人選だと思った。
立浪監督に限らず、監督は「○○選手を贔屓する」と叩かれがちだが、そんなことはなくフラットな起用をしていた。
まぁ石川昂弥や岡林は我慢して使っていたけど。(これを贔屓というのか?)

2023年こそ優勝を!

長々と書いたけど、今年は観てて楽しかった。
来年こそ結果が伴うといいな!