閉所恐怖症ではなかった。それは広場恐怖症。

閉所恐怖症は知っていましたが、広場恐怖症は知りませんでした。

閉所恐怖症と誤認

私が大学生のとき、観覧車に乗る機会がありました。

でも、乗ることに対して楽しみやわくわく感は全くなく、怖いというのが本音でした。

なぜ怖いのか考えると、別に高いところは怖くないし絶叫系も平気なので、狭い場所が苦手、つまり閉所恐怖症であると思いました。

閉所にいるときの症状
・動悸
・吐き気
・顔面蒼白になる
・指先がしびれる 

とは言っても、日常生活では狭い場所を避ければいいのでそこまで気にしていませんでした。

広場恐怖症だと気付く

それから普通に生活していて、狭い場所に限らず上記の症状が出る場面がありました。

次のような場面です。

・社員旅行のバス

・上司が運転する乗用車

・転職活動の面接

・全社員が集まる会議

 

バスや自家用車は、乗り物に弱い可能性があります。

面接は、部屋が狭いことが原因かもしれません。

では、全社員が集まる会議は?

披露宴会場のような広い空間なのになぜ症状で出るのでしょうか。

それが広場恐怖症いう神経症でした。

広い場所に恐怖を感じるという意味ではありません。

逃げ場がない空間に恐怖を感じるという意味です。

空間の広さは症状に関係ありません

広場恐怖はパニック障害と併発しやすいようです。

私が遭遇した状況で考えてみると、

・全社員が集まる会議は、途中離席ができない

・社員旅行のバスは、途中で降りることができない

・上司が運転する乗用車は、途中で降りることができない

・転職活動の面接は、途中離席ができない

 

何かが起きてもどうにもできない状況が怖い。

「もしこの場で気分が悪くなったら、周りに迷惑がかかる」

吐いたりしたら人に注目される」

といった不安や心配が発症の原因になっています。

広場恐怖症は、周りに気を遣う人や迷惑をかけたくないと思う人が発症しやすいようです。

自分で言うのも何ですが、私も人に気を遣う人間です。無駄に。

人の目ばかり気にしています。 

対処方法

私の症状は軽度なので通院は今のところ考えていません。

原因が精神的なものだとしても、普段の生活を健康にしてなるべく症状が出ないように意識しています。

 寝不足や飲酒が原因で発症することが多いので、結婚式や会議など前もって予定が分かっている場合は前々日ぐらいからお酒を飲まずに早めに寝るようにしています。

あとティッシュやビニール袋を持ち歩くようにしています。

万が一電車で吐きそうになっても、ビニール袋のあるなしで精神的な安心感が全然違います。

会議などでカバンを持ち込まない場面でもポケットに忍ばせたりしています。

(体調悪くなったら普通に退室すればいいのに。それができない。)

さらに、自分を元気づけたりもします。

「ここでみんなに迷惑かけても、会社やめればええやん。別に死ぬわけじゃないし。この人たちとは二度と会わないからどう思われてもいい」

ぶっ飛んだ考え方ですが、発症中はそれぐらい追い込まれています。

そして、本当の一番の解決策は時間です。

この症状はそんなに長く続かないです。

例えば会議が3時間とかある場合、3時間も動悸しっぱなしってありえないです。

時間が経てば少しずつ正常に戻ります。

落ち着くまではすごくしんどいですが、不自然にならないように深呼吸したり体を丸めたりしてやり過ごしています。

もし同じ思いをしている人がいたら参考になればと思います。

今回は症状が出る場面としてビジネスシーンばかり書きましたが、プライベートでもあります。

(たくさんあるので、それはまた別で書こうと思います)

ではでは!よわよわ。