伊東勤さんと谷繁元信さんの捕手論

キャッチャーの思考力には、いつも感心してしまいます。

東海ローカルのテレビ番組『サンデードラゴンズ』、2019年2月24日放送分の感想です。ゲストは川上憲伸さん。2000年代のドラゴンズのエースピッチャー。右の本格派であり、力強いガッツポーズが印象的でした。硬派な人かと思いきや、しゃべりがめちゃくちゃ面白い。最近では報道ステーションで解説するなど全国区になってますね。

NEO根尾日記

右ふくらはぎのケガは完治間近でベースランニングやダッシュを見せるなど回復ぶりをアピール。守備練習では荒木コーチが実演、根尾選手は目を凝らして見ていました。

 

ある意味2軍スタートでよかったのかもしれませんね。荒木コーチは現役を引退したばかりなので指導力はまだないかもしれませんが、選手の気持ちに近いという強みがあります。頭のいい根尾選手なら色々と学んでくれるでしょう。

KK(川上憲伸)チェック

川上さんがドラゴンズ先発陣をチェック!

-吉見投手について

「仕上がっている。球速出ている。」

-笠原投手について

「左腕をムチのようにしならせている。問題なし。」

-又吉投手について

「ややフォームが高い。でもあまり考えない方がいい。彼の良さは宇宙人っぽい、人間らしくないところ笑。」

-大野投手について

「左腕に力を感じる。(今年から硬くなる)ナゴヤドームのマウンドに合うかも。」

-柳投手について

「今年は球速がある。開幕投手だ!」

 

この5人にロメロ投手を加えた6人が先発陣の中心になると予想していました。「ズバリ開幕投手は?」という質問には、「分かりません。・・・じゃあ吉見投手でいきますか!柳は絶対ない笑。」

先ほどの柳投手開幕発言はいずこへ(^^;

伊東勤ヘッドコーチと谷繁元信さんの対談

全然関係ないですが谷繁さんってスーツ姿が似合いますね。営業会社の部長っぽい見た目です。

話題はもちろんバッテリーについて。

「今のドラゴンズは正直バッテリーが弱い。でもなかなか育てるのは簡単じゃない。いまは誰が正捕手という段階ではない。1年間、競争意識を持ってほしい。」

球史に残る名捕手2人がそろって正捕手を育てるのが大変と言ったことがすごく印象的でした。配球を覚えたり、投手の球を受けたり、対戦相手の分析など、物理的に時間が必要ですよね。

「キャッチャーが固定されるとチームも落ち着いて試合ができるので、そこを目指している。」

現時点では誰か一人を固定することは難しいと分かった上でいずれは固定したいとのことでした。さらに、伊東ヘッドが捕手に必要な条件を挙げていました。

絶対的正捕手への3か条

・強い意志を持ったリード

・ボールを後ろへそらさないこと

・強い肩

 

「一番重要なのが”強い意志を持ったリード”。ピッチャーが投げたい球種ではなく、その意見とは違う球種を要求し抑えることができれば、ピッチャーから信頼を得られる。それをするには投手を納得させる根拠や観察が必要」

 

残念ながらいまのドラゴンズにそんな捕手はいません。素人のぼくが言うのもなんですが、見ていて安心感がない。なんとなくアウトコースに投げてるように見えたり、配球の意図が感じられないというか。

しかし、今年は伊東ヘッドや中村武志コーチがいます。正捕手が1人に固定されるかは分かりませんが、何かが変わりそうな感じします!

開幕が楽しみです。