会社を辞めたいと言えない

会社を辞めたいと言えない

 

上司に伝えるのも大変ですが、その前の段階、

友達や家族が相手でも、辞めたいとは言いづらいです。

特に新卒で入った会社だと、勇気がいりますね。

結論を言いますと、無理と感じたら辞めましょうです。

 


「そんな簡単に辞めるなんて」

という意見もあるかもしれませんが、

ぼくの場合、会社を辞めるぐらいなら死のうと思っていました。危ない。

死ぬほどツラいなら、辞めていいよということです。

 

自分1人で何とかしようとしない

大学卒業まで大きな挫折もなく生きてきた自分にとって、

新卒で入った会社を辞めるのは負けたというか、

プライド?その事実を受け入れることが難しかったです。

 

「大変なこともあるかもしれんけど、まぁ大丈夫っしょ」
ぐらいに思っていましたが、世間は想像以上に厳しかったですね。

 

・仕事がツラい
・上司からハラスメントを受ける
・マジで会社に行きたくない

 

こういう状況になっても、なぜか辞めるという選択肢はなかったのです。

会社が爆破して消えればいいとかは思っていましたが笑。

 

家族や友達には相談しづらかったですね。

余計な心配をかけたくないなと。

 

自分で解決できるならなるべく自力で何とかしたい

限界まで頑張ろうとする

でもどうにもならない

精神が崩壊する


という悪循環になっていました。

 

なぜ言えないのか

辞めると言うなら、理由を言わなければならない。

「他にやりたいことがある!」などの明確な意志があるならともかく、

「いまの仕事がツラい」「上司とうまくやれない」という理由で辞めるのは、

逃げではないのか?と考えます。

 

もし誰かに相談しても、

「誰でも1年目はツラいものだから、もう少し頑張れば」

と言われるんだろうなーと想像して、相談するのをやめます。

 

それもその通りだと思いますよ。

「いま逃げたら、逃げる癖がついてしまうのでは」と不安になります。

そういうことを色々と考えた結果、

辞めるという選択肢は消えていきます。

 

でも。

死ぬほどツラい場所から去ることは逃げでしょうか?

どうにもならない状況から離れることは逃げでしょうか?

 

レベル10のゼニガメで四天王に挑むのは無謀です。確実に倒されます。

大卒の社会人1年目、まだレベル1なのに、

いきなり実戦にぶっこまれることがあります。

相手がレベル5ぐらいなら挑む気になれますが、

レベル70はムリ。何度やっても死にます。

実力をつけてから挑むべきです。

 

"逃げではなく撤退"

Pay Money To My PainというバンドのKさんが言っていた言葉です。

逃げじゃない。それは撤退だ。
いまの自分でどうにもならないなら撤退すればいい。
力をつけてまた挑めばいい。

 


ちゃんとした教育制度がない会社だったり、

実戦で学ぶスタイルの会社だと、こういう事態が起こります。

ここでね、上司が武器を授けてくれたり修行をしてくれれば、

まだ救いはあるのに、なかったですね。

・放置
・叱責
・味方のはずが敵

 

こうしてどんどん追い詰められていきました。

 

弱さを見せない

家族や友達や同期に、なぜ相談できなかったのか。

それは弱さを見せることができなかったからです。

 

冗談っぽく「マジ死にたいわー」というのが精一杯。

家族には 「大変だけどなんとかやっている」
友達には 「うちの会社こんな感じだけど、楽しいよ」
同期には 「うちの○○支店長はすごい」

 

そんな思ってもいないことを話すだけ。

そこまでして耐える必要があったのだろうか?

ないですね。すぐに辞めましょう。

 

みんながみんな辞めるべきか?

「休職したけどその後バリバリやって部長まで昇進した」

「あのときは死ぬほどツラかったけど、ここまでやってよかった」

 

という人もいるでしょう。

こういう話を聞くとすごいなーと思いますが、

その裏で過労やハラスメントが原因で自殺した人がいることを考えると、

やっぱり辞めたほうがいいと言えます。

終身雇用が前提の、会社=家族みたいな時代でもないですし。

 

あと、ツラい理由がはっきりしている場合は様子を見てもいいかもしれません。

 

・吐き気がするぐらい上司が嫌い

・進行中のプロジェクトがハード過ぎて寝れない

理由が明確な場合、それさえ終われば心は休まりますよね。

数年後には上司か自分が異動しているとか、年内にプロジェクトは終わるとか。

そういった理由を超越して、

もう何が嫌か分からんけど、とにかく無理!

この先ずっとこの会社にいるぐらいならこの世を去る!

とか思うなら、さっさと辞めちゃいましょう。

消耗して思考が停止する前に、元気なうちに退職願を書きましょう。

突然行くのをやめて、退職代行に頼んでもいいかもしれません。

 

最後に

今回のブログについて、「甘いことを言うな」と思う人もいるかもしれません。

別に甘やかすことを肯定するために書いたわけじゃありません。

死ぬほどツラい思いをしている人がいて、その人が自殺したとしましょう。

本人はそれで終わりかもしれませんが、残された人は確実に悲しみます。

家族も友達もいないという人でも、

知人や昔の同級生の中に悲しむ人は必ずいます。

「だから命を大事にしよう」と言いたいわけではありません。

くだらん会社とかくだらん上司のせいで、自分を損ねる必要はない。

最初にも書きましたが「無理と感じたら辞めましょう」

これが結論です。