離職期間が6ヶ月も空いた理由【失敗談】

 

 

転職するときに離職期間が6ヶ月空きました。

意図して6ヶ月空けたわけではなく、

すぐに就職したかったにもかかわらずです。

そのときの失敗について書きます。

失敗①市場調査を怠る

東京の会社を辞めて名古屋で働くという目的で転職活動を開始しました。

名古屋は地元なのでUターンというやつです。

在職中に転職サイトやエージェントに登録しましたが、

内定が出てから会社を辞めるのではなく、

退職してからガッツリ転職活動をするつもりでした。

会社を辞めて名古屋に引っ越して、

いざ、活動するぞ!となって初めて気付きます。

 

求人少なっ!

 

東京と比較したら圧倒的に求人数が少ないです。
 
当たり前のことかもしれませんが、これに引っかかったのには理由があります。

転職サイトを利用するにはプロフィールを登録するのですが、

希望勤務地を「愛知県」「名古屋市内」と登録しても、

現住所が「東京」だと東京の会社からもオファーが来ます。

オファーが毎日2,3件は届いていたので、

「こんなに来るんだ!こりゃ楽勝だわ!」と勘違いしました。

しかし、引っ越し後に転職サイトの住所を「名古屋市」に変更したら、

オファーの数は激減しました。

 

それなら自分で探すしかない。

求人を検索しますが、自分の希望に合致する案件はほとんどありません。

名前を聞いたことがない企業もたくさん出てくるので、

もしブラック企業だったらどうしようという不安がよぎります。

 

ところで、愛知県内は自動車関係の企業が多いですが、

ぼくは自動車に興味がないので選択肢から外しました。

これによってさらに選択の幅が狭まりました。

 

ちなみに愛知で有名な企業ってどれぐらいあるのでしょうか?

上場企業3,564社のうち、愛知に本社がある会社は222社だそうです。

これは都道府県別で3位。

1位は東京で1,791社、2位は大阪で439社。

東京だけがずば抜けていますね。
(データは2016年 引用:都道府県別統計とランキングで見る県民性 [とどラン])

 

「名古屋は三大都市と言われるぐらいだから、求人あるでしょ!」

という考えは甘かったです。

 

失敗②世間の情報に流される

この時期(2017年)は転職に有利という記事がたくさん出ていました。

売り手市場、年収アップ、労働時間が減ったなど。

自分もこの流れにのってサクッと転職しようぐらいに考えていましたが、

現実はそうではなかったです。 

 

世間でどれだけ転職が活発になっても、自分に該当しなければ意味がないですね。

売り手市場だとしてもそんなのは当たり前で、

中小企業は新卒の採用に苦戦していて、

さらに新卒の3割が3年以内に辞めることを考えると、企業は人出不足でしょう。

なので全体の数値が大きくなってもあまり意味がない。

これは仮説ですが、

35歳以上と第二新卒の転職が活発になったから全体の数値が上昇したとすると、

ぼくみたいな30歳は5年前と比べて有利にも不利にもなっていないことになります。

「転職有利」という言葉だけを鵜呑みにしてしまうと落とし穴にハマります。

有利なのは、どの世代?どの地域?どの業種?どの職種?

情報を正しく読み取れていれば、もっと楽に転職できたかもしれません。

 

失敗③自分のスペックを見誤る

自分の職歴を活かせる求人が少ない。

これは市場が悪いのではなく、自分にスキルがないという意味です。

 

営業できない
エンジニアではない
経理できない
広報できない
英語できない
法律知識ない
接客できない

 

逆に何ができるんだって話で(笑)。

自分の個性といえば、わずかなExcelスキルと人当たりがいいだけでした。

あとは誰でも取れるような資格が少々。

さらに30歳過ぎの男ですから、なかなか合致する求人がなかったです。

未経験OKなら若い人が有利ですし、事務系なら女性が有利です。

 

それでも高望みをしました。

自分の職歴や実績は間違いないし、

入社したら確実に貢献できるという自信があったからです。

選ばなければ就職できるけど妥協はしたくないなと。

 

この判断は間違っていなかったです。

妥協して入社しても続かないことは分かっていたので。

ただもう少し自己分析をする必要があったかな。

 

まとめ

今日の話をまとめるとこんな感じです。

求人数が少ない × 自分のスペックが低い = マッチングしない

 

当たり前すぎますね。

なぜこんな当たり前のこと分からなかったかというと、

市場調査と自己分析がちゃんと出来ていなかったからです。

 

求人数 ⇒ 分母は多くても、自分に合う求人は少ない
自分のスペック ⇒ 市場よりも高いという認識

 

転職は、市場と自己を冷静に分析することが必須ですね。