有給休暇は労働者の権利です。
が、私はメンタルが弱いので申請する際も色々気にしてしまいます。
職場の雰囲気
有休の取りやすさは会社によって大きく左右されます。
有休を取らないことを誇りにしている社員がいる会社や、管理職だろうが2日連続で有休取得できる会社。
まぁマチマチです。
私の経験で言うと、休みたい旨を上司に相談したときに「何かあった?」と当たり前のように理由を聞いてくる会社は取得率が低いです。
私が過去に経験した3社はこんな感じでした。
1社目:取れない
2社目:取れる
3社目:やや取りにくい
タイプが異なる会社でしたので、それぞれの特徴をまとめました。
有休が取れない会社
有休は病欠以外でしか取得できませんでした。
もう10年近く前の話ですし単に上司が有休を認めないタイプだったというのもありますが、とにかく休めませんでした。
病欠以外で有休を申請した場合、まず間違いなく理由を聞かれ、ひどいときには「休むな」と言われます。
「若いうちはガムシャラに働いて早く一人前になれ」
「男の1人暮らしなら、休む理由などないだろ?」
という価値観を持っている上司でした。職人の世界みたいですね。
私が配属していたのは本社から離れた支店でしたので、上司によって雰囲気や運営が大きく左右されました。
本社の社員は普通に有休取得していましたし。
有休が取れる会社
役職者だろうが部門のエースだろうが普通に有休を取得します。
休んだことに対して嫌味を言う人もいませんし、休んだ人の仕事をフォローするのは当たり前という認識を全員が持っています。
有休が取れない会社から転職したので、これにはカルチャーショックを受けました。
上司に有休取りたいと伝えると「いいよ」で済みます。
始めのうちはそれに慣れてなくて、「区役所行きたいので休みたいです」と言ったら「理由まで言わなくていいよ(笑)」と言われました。
もちろん繁忙期や他に休む人がいたときは即決されませんが、なるべく休めるように配慮してくれます。
申請もグループウェアから希望日を選択して理由欄に「私用のため」と入力して申請ボタンを押すだけ。
いちいち紙を出力して捺印して上司にも捺印もらって…なんてことをする必要がありません。
こういう手軽さも取得しやすさに繋がっていると思います。
もちろん仕事に対しては成果を求められます。
義務を遂行するから権利を与えられる。当たり前ですよね。
有休が取りにくい会社
取得はできますが取得しにくい会社もあります。
こういう会社で有休を取ると周りが反応します。
あまりに取得数が多いとやんわり指摘されたり、休んだ翌日に「お休みありがとうございました」と言わなければならない人が多かったり。
有休を取得する際には「何かあった?」と理由を聞かれます。
その発言に悪気はないとしても、有休=当たり前 という認識ではないことが分かります。
正直に「予定はないけど休みたいです」と言うよりは何かそれっぽい理由をつけて報告した方が無難です。
まぁこんなことで嘘つくのもどうかと思いますが処世術ということで。
有休取得は義務
2019年4月から有休の取得が義務化されました。
企業規模に関わらずです。
これはとても喜ばしいことですが、企業には抜け道があります。
GWや盆暮れなどを営業日にして「有休推奨日」という形で休ませる。
なんか損した気分になりますね。普通に5日休みたい。
文句:無駄な書類はなくしてほしい
いま勤めている会社の有休申請は紙です。
過去2社はシステムでの申請でしたのでかなりの衝撃でした。
紙なのは仕方ないにしても、書類が無駄に重々しくて嫌いです。
承認経路も多いです。ありえん。
有休に限らず無駄な書類や承認経路がたくさんあって萎えます。
早く会社辞めたい。