「キャリアアップしたい」という転職理由が不利になる可能性もあります。
以前書いた記事では、職歴が伴ってないと「キャリアアップしたい」という動機が嘘っぽく見えるということを書きました。
今回の記事ではミスマッチになるという理由から使うべきではないことを説明します。
キャリアアップを求めていない
面接官の立場でお話しします。
求人内容が「腰を据えてしっかり働ける人」なのにキャリアップを強調されると「?」となります。
「キャリアアップしたい」とは言い換えると向上心です。
向上心はないよりはあった方がいいのですが、それよりも「長く安定して働ける人」を最優先で求めている場合、「キャリアアップしたい」と言われても面接官には響きません。
面接で話すとしたら「コツコツと長期間取り組める忍耐力があります」の方が好印象です。
また、企業の社風にもよります。
「社歴や年齢に関係なく挑戦できる社風です。入社〇年で責任者になる方も!」という求人が出ている会社には有効かもしれませんが、「安定経営。長く働きたい方に向いています」という会社にキャリアアップしたいと言ったところで好印象にはなりません。
企業の本音
企業の本音について話します。
(もちろん会社や経営者によって色々な考え方がありますのでその点はご留意ください)
それは「全ての従業員に向上心がある」ことを望んでいないということです。
経営者からしたらずっと平社員のまま少ない給料で働いてくれる人が多いにこしたことはないですし、役職を与えずに高いパフォーマンスを発揮してくれるのが最高です。
下手に向上心がありワーワー意見を言ってくる社員よりも、現状に満足してコツコツ働いてくれる社員の方が扱いは楽になります。
まとめ
「キャリアアップしたいです」は応募する企業の特徴や求人内容を確認した上で使いましょう。
転職活動中は1社だけでなくたくさん面接を受けると思いますが、キャリアアップしたいの一本鎗で進むのは危険です。
企業が何を求めているかしっかり見極めましょう。