楽しいことより嫌なことの方が多いから

楽しいことより嫌なことの方が多い。

だから死にたいのかも。

トータルの収支で考えてしまう。

楽しいことが5、嫌なことが10だとしたら、トータルはマイナス5。

だったら死んだ方がマシ。

あまり健全な考え方ではないけどね。

これが会社ならそうかもしれない。

売上5、費用10ならトータルはマイナス5。

会社をたたんだ方がいい。

利益が出るまで借入をして存続させるというパターンもあるか。

人生の場合は借入なんてない。

「今はつらいけど、未来は明るい」なら借入ということになるだろうか。

「今年1年勉強して資格を取れば、憧れの職に就ける!」とか。

俺にはそういう夢もないなぁ。

この先、どんな未来がある?

子どもの頃は「大学生になったら」「社会人になったら」と希望が持てた。

今は何もない。

転職したら。結婚したら。多分それなりに楽しいのだろう。

でもそれ以上に、つらいことが多い気がする。

じゃあ生きてても仕方ない。

ってか俺はいつからこんな考え方をするようになった?

ネガティブ過ぎだろ。

「トータル収支がマイナスだから人生を終わらせる」

合理的に考えてるようで、全然合理的じゃないという。

とりあえず今月と来月は楽しみな予定がある。

それでいいじゃないか。

新卒の頃、先輩が「土日を楽しむために仕事をしている」と言った。

大学を出たばかりの俺はその言葉に違和感を覚えた。

「週2日を楽しむために週5日を犠牲にするなんて!」と。

だとしたら仕事ってつらすぎじゃないか?

世の中はなんて厳しいんだろう。

でもそれが現実なんだな。

楽しいことばかりじゃないし、楽しむためにはお金が必要だ。

お金を得るには働くしかない。

そんな当たり前のことを、俺はいまだに納得できていないんだ。

今なら先輩の言った言葉が理解できる。

働くときは働き、遊ぶときは遊ぶ。メリハリをつける。

ウザい人だったが、彼はきちんと人生を全うしている。すごい。

もう十分生きたよ。たくさん楽しんだ。