転職の面接で手応えがあったのに内定が出なかった。
なぜだろう?納得がいかない。
実はあなたに非がなくても落ちることはある。
この記事では内定が出なかった視点ではなく、内定を出さなかった側の視点で説明する。
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私が面接官をしたときのこと。
面接を受けに来た人の印象は以下だ。
・出身大学はまずまず良い
・職歴は年相応という感じで良くも悪くもない
・見た目は普通以上
・ハキハキして受け答えがしっかりしている
どうだろう?
なかなか優秀そうだ。ダイヤの原石かもしれない。
でも、内定を出さなかった。
なぜか?
それは「うちの会社に合わなさそう」だから。
ハキハキしてることは長所と思いきや、短所になることもある。
そのとき求めていた人材は「物静かでパソコンに向かえる人」だった。
ハキハキさはいらない。むしろコミュ障っぽい人がほしい。
そういう理由で不採用を出すこともあるので、応募者に非は全くない。
ただ会社に合わなかっただけ。
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性格に限らず能力もそう。
「知識がある人」より「ない人」を欲している場合もあるし、「経験がある人」より「ない人」がいい場合もある。
「大は小を兼ねる」というが必ずしもそうではない。
極端な話、教える側より優秀な人が来ると困るという会社もある。
全くの未経験者を1から育てたい場合もあるだろう。
なので不採用が出ても「俺はダメなやつだ」と落ち込む必要はない。
入社後のミスマッチを回避できたと思って前向きに捉えるべし。