上司が暇そう

上司が暇そうだなーと思ったことはありませんか?

正解です。確かに上司は暇です。

実務をやれと言われても出来ない人が多いでしょう。

たとえば、「A社の伝票は○○を記入する」「B社は郵送ではなくメール」という特殊な処理方法までは把握していません。

忙しさで言えば一般社員の方が時間に追われているかもしれません。(忙しさというか、実際に手を動かしている時間)

では上司は何をしているのか?

組織を管理することの他に、「判断」「責任を負う」という仕事をしています。

上司は様々な判断をしなければなりません。

部下から「××社から○○してほしいという依頼がありましたが、OKと回答してよいでしょうか?」と聞かれたときに、エスかノーをはっきり伝えなければなりません。

適当なことを言うとクレームになりますし、下手したら法に触れる可能性もあります。

各所への確認が必要だったり、さらに上の上司に相談しなければならないケースもあるでしょう。

自分だけで判断できることであっても、色々と考えを巡らせなければなりません。

また、「判断」をしたことにより「責任」が伴います。

無責任に「OK」「ダメ」と言えれば楽ですが、責任からは逃れられません。

「否決」と発言したことによりクレームが発生したら対処しなければなりませんし、部下や会社からの信用も下がります。

ということで、上司は何もしていないように見えて、実はけっこうつらい仕事をしています。

これは上司になってみないと分からないことだと思います。

私は一般社員の頃「上司め、暇そうにしやがって!」と憤っていました。

ただ、上司は肉体的には暇ですが脳は常にフル回転しています。(肉体的に忙しい上司もいるでしょうけど)

その上、責任を背負わされています。

また、一般社員の見えないところで苦労してることも多いです。

ということで、上司が暇そうにしてても温かい目で見守ってあげてください(笑)。

上司がソリティアをしてても「ガス抜きも必要ですよね」ぐらいに考えてもらえれば。ってそれは無理か(^_^;)