心境も環境も変わるという話(未読スルー)

友人から未読スルーされている。それも突然に。やりとりの途中で。たまたまかな?と思って追いLINEをしたけどそれもスルー。となると、明確な意思を持ってスルーしているとしか思えない。ただ、ブロックはされていない(ネットでブロックされているか確認する方法を調べて試した)。ますます意味が分からない。万が一のことが起こったという可能性もあるが、それなら共通の友人から連絡があるはずだ。

この状況に戸惑っている。感覚としては失恋に似ているな。「あんなに仲良かったのになぜ?」と。"触れるよりも近く感じてた人なのに一番遠く"とSIAM SHADEは歌ったが、まさにそんな感じ。ただね、こういうのは当たり前に起きることかなとは思った。俺自身、ちょっとしたことで「もうこの人とは付き合わなくていいや」と思い、連絡をスルーしたことはある。「自分もやってるやん!」って感じだね。

大人になると色々なことがある。仕事、家庭、趣味、休日。時間は有限だ。そんな大事な時間を使って誰かと会う。でもその誰かは、その時間に見合った価値があるのか?時間だけでなく、その人といることで気分を害さないか?ドライな考えだけど、自分のためにならない関係は断つ。断たれる。それは自然なことだ。というか誰しも、多かれ少なかれそういう経験をしているはず。小学生のときの親友と今でも会うか?中学の部活仲間は?高校の同級生は?毎日一緒にいた人とも、いつかは疎遠になる(そうならない場合ももちろんあるだろう)。それは仲違いをしたからではなく、単に会う時間がなくなった、住む場所が遠くなったといった環境的な要因もあるし、わざわざ会う必然性がなくなったから疎遠になったということもある。そう考えると未読スルーも唐突なだけで、やってることは同じ。相手にとって自分が見合う価値にならなくなっただけ。だからそんなに気にしなくていいよ。価値がないなんて悲しいと思うかもしれないけど、1対1の場合、正解も不正解もないから。どちらが正しいも悪いもない。自分に非があったか?相手を怒らせたか?と考えるのはいいけど、必要以上に落ち込んだり気に病むことはない。こういうときは無理やりにでも「大事なものを失ったから、代わりに何か大事なものが手に入るわ」ぐらいに楽観した方がいい。